彼の部屋に入って求人に希望
彼の部屋に入った時求人という言葉が何故か頭をよぎった。どうして今頃。彼の部屋は汚れているけどと言った割には殺風景で奇麗だった。あの言葉は社交辞令だったという事が分かった。彼を見た感じでは怪しさはみじんも感じられない。私はどうぞと言って座布団を出してくれたのでその上に座った。コーヒーでも飲みませんかと言われたのでお願いしますと言った。インスタントではないんですよ。結構コーヒーにはうるさいんです。彼はお湯を沸かしてカリタで入れはじめた。そうやって飲んでいた時期がある。砂糖はどうしますかと聞かれたのでいりませんと応えた。入れちゃうとコーヒーの風味が損なわれるんですよ。昔入れていたが職を離れる少し前から入れなくなっていた。余計な事かもしれませんが仕事を探しているのじゃないですか。何故分かったんだろう。いえね、もしよかったらここをねぐらにして職を探したらどうかと思ったものですから。そんな事まで見破られている。`